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名古屋では十一月十日、「地理教科書に台湾を中国領と記載させる文部科学省の教科書検定糾弾！」と題する街頭演説・署名活動が行われた。
これはいかなる活動かだが、一言で言えば中国の対日宣伝戦への反撃である。
今からちょうど四十年前の昭和四十七年、日中が国交を樹立し、日本政府はそれまでの中華民国（台湾）に代わり、中華人民共和国を「中国」の代表政権として承認したわけだが、それ以来中国は日本に対し、台湾を中国領土と認めるよう、要求の圧力を強化した。
しかし台湾は中国領土ではない。そのため政府はそれを受け入れることはできなかった。だがそうした横暴な圧力に耐えかねたのが外務省だった。文部省（現文科省）に対し、学校教科書で台湾を中国領土と記載するよう要請した。 文部省も外務省と歩調を合わせ、同四十八年から教科書会社に対し、そうした誤った記載を行うよう指導（強要）を始めたのである。
かくしてそれ以来、小学校用の社会科教科書、中学校、高校用の地理教科書、地図教科書では、中国地図には台湾が含まれ、中国の面積の数値には台湾のそれが含められるようになり、中国の台湾併呑を正当化するための「台湾は中国の領土の一部」という、プロパガンダが、日本の子供たちに押し付けられることとなったのだ。
そしてすでに国民の半数以上が、こうした教科書で学んでいる。国民の多くが台湾を中国領土とする誤った認識、誤った印象を抱いている大きな原因の一つに、こうした文科省の国家、国民への背信行為が挙げられるはずだ。
中国の「台湾は中国の一部」という対日プロパガンダの目的は、日本を中国の台湾侵略に反対しない国に仕立てることだ。そしてその宣伝代行を、文科省が四十年近くにも渡って担っているのだが、こうした許されざる状況に対し、ほとんど批判の声が上がらないのは、国民自身が宣伝に侵され、批判能力を奪われているからだ。
そこで我々は現在、このような中国の拡張主義による宣伝戦を食い止めようと、中国に屈従して自国民を欺き続ける文科省の犯罪的行為の停止を求める署名活動を行っているところだ。
名古屋で行うのは第一回。主催は日本李登輝友の会愛知県支部。これまでも在日台湾人の外国人登録上における「中国」との国籍記載の訂正を求める署名活動でも大活躍した精鋭なるグループだ。
この日は大阪からは台湾建國應援團のメンバーや、東京からは我々台湾研究フォーラムのメンバーも協力のために駆け付けた。
活動場所はＪＲ名古屋駅前。土曜の午後だったが、大変な人通りである。主催者のメンバー十数人が代わる代わる拡声器で演説を行い、文科省の誤りを説明し、署名を呼び掛けると、これに対する反応が素晴らしかった。次から次へと通行人がそれに応じた。
それにはもちろん説明がわかりやすかったというのもあるが（さすが精鋭グループだけである）、あの反応の良さには、やはり「土地柄」のようなものがあるのだろうか。 中学生や高校生による署名も少なくなく、そうした辺りは東京での活動ではあまり見られない光景だ。言わば生徒は直接の「被害者」。「加害者」たる文科省に、この光景を見せたかった。
一方、そこは中国人も大勢通ると聞かされていたが、怒りの表情で演説を聞く者など、実際にたくさん見られた。二人の男が、「台湾は中国ではない」と書かれた横断幕を敵意剥き出しで睨みつけ、何かを言いたいのをじっと堪えているようだった。
そこで思ったのだ。「台湾は中国の一部」ではないことを主張する日本人への、こうした中国人の憎悪、敵意に、外務省や文科省は長年にわたって怯え、それとの摩擦を恐れてあの国のプロパガンダを受け入れているのだなと。
しかし、一たびそのようした圧力に屈すれば、ますます向こうの要求の圧力は高まるばかりなのである。
そこで我々はこの運動を通じ、文科省に教科書の記述是正を求めて行くと同時に、中国がいかに台湾侵略を正当化するために悪質な宣伝を日本に対して行っているか、そして文科省がいかにそんなものに屈服して自国民を騙しているかを、全国国民に訴えて行きたいと思うのだ。
もちろん「台湾は台湾人の国である」ということも。その台湾人こそ、東日本大震災の被災地に対し、多大なる支援を行ってくれた友人であることを伝えながら。
真実の力で中国の宣伝を打ち破り、日本国民の覚醒を訴えて行きたい。
台湾がやられたら、日本が危ないのだ。
■署名にご協力を！ 用紙→ http://taiwanisnotchina.org/wp-content/uploads/2012/10/tnc_shomei.pdf
動画－11.10 名古屋「台湾は中国ではない」社会科教科書検定糾弾 署名活動 http://www.youtube.com/watch?v=e3fXsN6jaMc&feature=share&list=UUfiShZpsLmYlxe-JZhTLK9g
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名古屋では十一月十日、「地理教科書に台湾を中国領と記載させる文部科学省の教科書検定糾弾！」と題する街頭演説・署名活動が行われた。
これはいかなる活動かだが、一言で言えば中国の対日宣伝戦への反撃である。
今からちょうど四十年前の昭和四十七年、日中が国交を樹立し、日本政府はそれまでの中華民国（台湾）に代わり、中華人民共和国を「中国」の代表政権として承認したわけだが、それ以来中国は日本に対し、台湾を中国領土と認めるよう、要求の圧力を強化した。
しかし台湾は中国領土ではない。そのため政府はそれを受け入れることはできなかった。だがそうした横暴な圧力に耐えかねたのが外務省だった。文部省（現文科省）に対し、学校教科書で台湾を中国領土と記載するよう要請した。
文部省も外務省と歩調を合わせ、同四十八年から教科書会社に対し、そうした誤った記載を行うよう指導（強要）を始めたのである。
かくしてそれ以来、小学校用の社会科教科書、中学校、高校用の地理教科書、地図教科書では、中国地図には台湾が含まれ、中国の面積の数値には台湾のそれが含められるようになり、中国の台湾併呑を正当化するための「台湾は中国の領土の一部」という、プロパガンダが、日本の子供たちに押し付けられることとなったのだ。
そしてすでに国民の半数以上が、こうした教科書で学んでいる。国民の多くが台湾を中国領土とする誤った認識、誤った印象を抱いている大きな原因の一つに、こうした文科省の国家、国民への背信行為が挙げられるはずだ。
中国の「台湾は中国の一部」という対日プロパガンダの目的は、日本を中国の台湾侵略に反対しない国に仕立てることだ。そしてその宣伝代行を、文科省が四十年近くにも渡って担っているのだが、こうした許されざる状況に対し、ほとんど批判の声が上がらないのは、国民自身が宣伝に侵され、批判能力を奪われているからだ。
そこで我々は現在、このような中国の拡張主義による宣伝戦を食い止めようと、中国に屈従して自国民を欺き続ける文科省の犯罪的行為の停止を求める署名活動を行っているところだ。
名古屋で行うのは第一回。主催は日本李登輝友の会愛知県支部。これまでも在日台湾人の外国人登録上における「中国」との国籍記載の訂正を求める署名活動でも大活躍した精鋭なるグループだ。
この日は大阪からは台湾建國應援團のメンバーや、東京からは我々台湾研究フォーラムのメンバーも協力のために駆け付けた。
活動場所はＪＲ名古屋駅前。土曜の午後だったが、大変な人通りである。主催者のメンバー十数人が代わる代わる拡声器で演説を行い、文科省の誤りを説明し、署名を呼び掛けると、これに対する反応が素晴らしかった。次から次へと通行人がそれに応じた。
それにはもちろん説明がわかりやすかったというのもあるが（さすが精鋭グループだけである）、あの反応の良さには、やはり「土地柄」のようなものがあるのだろうか。 中学生や高校生による署名も少なくなく、そうした辺りは東京での活動ではあまり見られない光景だ。言わば生徒は直接の「被害者」。「加害者」たる文科省に、この光景を見せたかった。
一方、そこは中国人も大勢通ると聞かされていたが、怒りの表情で演説を聞く者など、実際にたくさん見られた。二人の男が、「台湾は中国ではない」と書かれた横断幕を敵意剥き出しで睨みつけ、何かを言いたいのをじっと堪えているようだった。
そこで思ったのだ。「台湾は中国の一部」ではないことを主張する日本人への、こうした中国人の憎悪、敵意に、外務省や文科省は長年にわたって怯え、それとの摩擦を恐れてあの国のプロパガンダを受け入れているのだなと。
しかし、一たびそのようした圧力に屈すれば、ますます向こうの要求の圧力は高まるばかりなのである。
そこで我々はこの運動を通じ、文科省に教科書の記述是正を求めて行くと同時に、中国がいかに台湾侵略を正当化するために悪質な宣伝を日本に対して行っているか、そして文科省がいかにそんなものに屈服して自国民を騙しているかを、全国国民に訴えて行きたいと思うのだ。
もちろん「台湾は台湾人の国である」ということも。その台湾人こそ、東日本大震災の被災地に対し、多大なる支援を行ってくれた友人であることを伝えながら。
真実の力で中国の宣伝を打ち破り、日本国民の覚醒を訴えて行きたい。
台湾がやられたら、日本が危ないのだ。
■署名にご協力を！
用紙→ http://taiwanisnotchina.org/wp-content/uploads/2012/10/tnc_shomei.pdf
動画－11.10 名古屋「台湾は中国ではない」社会科教科書検定糾弾 署名活動
http://www.youtube.com/watch?v=e3fXsN6jaMc&feature=share&list=UUfiShZpsLmYlxe-JZhTLK9g
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