〇「台湾感謝」の思いで戦うー3・16浦和駅前「台湾を中国領とする教科書糾弾」街宣・署名活動レポート


文部科学省の教科書検定が中国の要求に屈し、小学校の社会科教科書、中学校・高校の地理教科書のすべてに、台湾を故意に中国領土として記載させている問題で、「頑張れ!日本全国行動委員会埼玉県本部」は三月十六日、JR浦和駅前で街宣・署名活動を実施。同群馬県本部や台湾研究フォーラムも協力した。

 
 
 
 

この日は鈴木正人県議会議員(保守系無所属「刷新の会」代表)も駆け付けた。

愛国議員として全国的に知られる鈴木氏だが、台湾に関わる様々な問題にもこれまで熱心に取り組み、「台湾」を「中国」のカテゴリーに入れる県立図書館の分類を改めさせたり、最近では日台友好議連を結成し、自らは幹事長に就任している。


鈴木正人県議会議員(埼玉県日台友好議連幹事長)

文科省の問題でも「刷新の会」の活躍は目覚ましく、昨年は県教育委員会を動かし、台湾は中国の一部ではないことを教えるよう市町村の教育委員会に通達を出させた。

だから実に頼もしい助っ人だ。この日も演説や署名集めに最後まで協力してくれた。

天気もよく、現地は大変な人出だったが、通行人の反応も良好で、進んでチラシを受け取り、あるいは署名に応じる人の多さは我々の予想を上回った。

 

もちろんそれは「感謝台湾・支持台湾」(台湾の震災支援に感謝し、その恩返しとして中国の台湾に対する圧力に反対しようと言う意味)と書いた横断幕を掲げたことと無関係ではなかったと思う。三十人近くにも及んだ参加者もまた「台湾感謝」の思いで戦っている。好反応に励まされながら、みなで「台湾は中国ではない」「教科書を糾そう」「署名よろしく」などと元気よく声を挙げ続けた。

ただもちろん、すべての通行人が我々に共鳴するわけではない。

 
 
 
 
 
 

ある老女は「台湾は中国ではない」と訴える我々の下へ近づいてきて、「それは違う」などと呆れ顔をして見せた。

教養あり気で元教員か何かに見えたが、とにかく左翼全盛時代の「生きた化石」のような人だ。よくいるタイプだが、情勢変化にも気付かず、あの当時の意識のままなのだろう。だから我々の主張を「中国の正統政権は中華人民共和国ではなく、蒋介石の中華民国だ」と言った感じで誤って受け取り、「違う」と言ってきたのではないか。

教科書で台湾が中国領土と記載され始めたのも、「中国の正統政府」は中華人民共和国か中華民国かで議論が盛んだった昭和四十八年。前者を「正統」とするのが政府見解だったため、多くの国民が台湾は中国領土だと誤解し、教科書の誤表記など意に介さなかった。

だから文科省もそれで好い気になり、安心して中国のプロパガンダを日本の子供たちに押し付けて来たわけだから、これもまた「生きた化石」と言えそうだ。もちろん内心では、我々の新時代の運動に戦々恐々としているらしいが。

埼玉県教育委員会は新時代思考に転換したが、文科省はそれができるだろうか。こちらは自分たちの責任(長年にわたり国民を騙してきた責任)に関わる問題だから、必死に抵抗することだろう。

頑張れ日本!埼玉県本部 浦和駅前 地理教科書検定糾弾署名【総集編】

本項は永山英樹台湾研究フォーラム会長のブログ『台湾は日本の生命線』3/17條「『台湾感謝』の思いで戦うー3・16浦和駅前「台湾を中国領とする教科書糾弾」街宣・署名活動レポート」の転載である。


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